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都立入試【社会】地理の勉強法

都立入試の地理の勉強の仕方についてお話していきます。

 

まずは勉強の方針を見ていきます。

以下の方針に沿うことで、短期間で効率的に、やる気を保ちながら地理の勉強を進められます。

  1. 自分が学ぶ単元全体を把握する
  2. 学校のワークを周回する
  3. 過去問演習へ
  4. 問題集でより多くの問題に接する(高得点を狙う人)

 

では、各段階の説明と、その際のポイントを説明していきましょう。

目次

1:自分が学ぶ単元全体を把握する

地理の勉強を始める際に、まず行ってほしいことがこれです。

「単元全体の把握」

 

地理で学ぶ項目をざっくり分類すると

  • 地球の話
  • 世界の諸地域
  • 日本の特色
  • 日本の諸地域

以上の4つです。

 

それぞれの項目でどんなことを学ぶのかを、勉強を始める前に俯瞰的に知っておきましょう。

そうすることで、常に「今自分はどの辺を学んでいるのか」を把握できます。

逆にこれが把握できないと、自分の位置がわからず、途中で挫折してしまったり勉強スピードが落ちたりする恐れがあります。

 

一例を書いておきます。

日本の諸地域

  1. 九州
  2. 中国
  3. 四国
  4. 近畿
  5. 中部
  6. 関東
  7. 東北
  8. 北海道

日本を以上8つの地域に分け、各地域の

  • 産業の特徴(工業、農業、漁業など)
  • 都道府県の特徴(特産品や伝統など)
  • 自然地形の特徴(山や川など)

を学びます。

この事がわかっていると、

「今日は九州の産業とか県の特徴とか地形とかを覚えればいいのね、おけおけ」

という具合に、自分が何をするのかを把握できます。

 

これを把握して勉強を始めるのと、全く知らないで始めるのとでは、記憶の残り方が全然違います。

必ず全体を把握してから始めるようにしましょう。

 

2:学校のワークを周回する

単元の把握ができたら、学校のワークや市販の問題集、塾の問題集を解きます。

 

使う問題集の難易度について、学校のワークは問題ないのですが、市販の問題集や塾の問題集を使う場合、なるべく易しいレベルのものから始めると言いです。

私が生徒に進めているのは、1問1答形式の問題集です。

 

1問1答形式とは、以下のようなもの。

問:地表面から渦を巻くように地下めがけて掘っていく採掘方法をなんというか。

答:露天掘り

 

学習初期に必要なのは、まず基礎知識(用語など)を頭に入れることです。

その目的の達成に、1問1答形式は都合が良いのです。

 

逆に、グラフや図を見ながら解くような問題は、学習初期にはオススメできません。

それらの問題は、基礎知識を持っていることを前提としているため、まだ基礎の身についていない学習初期に解くべきではないです。

 

演習時のポイント

ワークや問題集を解くときに、絶対に守って欲しい鉄則があります。

 

それがこれ。

「問題を見た瞬間に答えが浮かんでくるレベルになるまで、繰り返し解く」

 

あなたはこれまでに、まずは問題集1冊を極めましょう、という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

私がここで鉄則と読んでいるのは、まさにそれです。

 

学校のワークでも市販の問題集でも構わないので、まずは1冊を極める。

どのページ、どの問題を聞かれても、一瞬で「○○ね」と答えが分かる状態になる。

ここまでできると、その後の勉強が非常に安定します。

 

では、具体的にどうやってその状態になるのか。

それを説明していきます。

 

見るだけ勉強法

ワークや問題集を繰り返し解くときに、是非実践してほしいのが「見るだけ勉強法」です。

 

「見るだけ勉強法」は非常にシンプルです。

問題集とその答えを机の上に並べて、1問考えたらすぐにその答えを見てしまう、という方法です。

 

普段、問題を解くときってノートに書いていると思います。

(1)~
(2)~

とか書いていると思うんですね。

 

これを止めます。

書くのを止めて、完全に見るだけ。

 

これが「見るだけ勉強法」です。

 

見るだけ勉強法のポイント

この方法を成功させるには、いくつかポイントがあるので、それを説明しておきます。

  1. 1問あたり1~10秒で終える
  2. 分からなかったらすぐに答えを見る
  3. 答えを見たら「ふーん」でも「へー」でもリアクションを取る
  4. 1ページあたりの時間を計測する

 

要するに、見るだけなので1問に時間をかけすぎるのな、ということです。

 

例:1問1答形式の問題集で、1ページに20問問題が載っているとします。

これを「見るだけ勉強法」で、1問10秒で終わらせるとすると、

10秒×20問 = 200秒 = 3分20秒

つまり、1ページが約3分で終わります。

 

例えば、以下のように計画したとしますね。

「今日は九州地方の問題2ページ分を2周するぞ!」

 

先ほどの計算だと、1ページあたり約3分でした。

今回は5ページやることになっているので、3分×2ページ=約6分です。

 

1周目は約6分ですが、2周目は覚えている問題も多く、時間短縮が狙えるはずなのでマイナス2分で4分と計算しましょう。

 

すると、2ページ分を2周するのにかかる時間は、

6分+4分=10分

2周するのに約10分で終わる計算です。

 

先ほど、「日本の諸地域」では8つの地域を勉強するとお伝えしました。

 

仮に上記のペースで勉強を進められると、

1地域10分×8地域=80分

つまり、1.5時間で日本の諸地域を2周できるのです。

 

まぁこれは計算上の話であり、実際は途中で眠くなったり、悩んだりして、タイムは増減します。

ですが、それでも2時間はかからないでしょうと予想できます。

 

地理を構成する

  • 地球の話
  • 世界の諸地域
  • 日本の特色
  • 日本の諸地域

この4つの項目の1つが2時間程度で終わるのです。

 

そしたら単純計算で、地理全体は8時間程度で終わらせられるのでは?と予想できますよね。

こう聞くと、なんだかできそうな気がしませんか?

 

こういう風に考えていくと、ゲーム感覚で勉強を進められるようになります。

そして知らぬ間に成績が上がっていきます。

 

 

………話が脱線しすぎた、軽くまとめます。

 

地理の学習をするときは、まず全体の項目を把握しましょう。自分の現在地が分かります。

 

それからワークを周回します。見るだけ勉強法を使うとサクサク進められます。

 

こんな風にして、ワークを5~10周(目安)します。

問題を見た瞬間に答えがわかるようになったら、過去問演習へ移りましょう。

 

3:過去問演習へ

過去問の使い方については、別記事で既に紹介していますから、そちらを参考にしてください。

 

4:問題集でより多くの問題に挑戦

社会の勉強方針の記事でも紹介しましたが、2021年2月の都立入試は、それまでよりも難化していました。

出題形式上、昔よりも点数を取りにくくなったのです。

 

当然、2022年2月の入試でも同様の傾向(=難しいまま)が予想されます。

 

ですから、自校作成校や武蔵野北のような共通問題の上位校を狙う人は、過去問演習のあとに更に対策をしておいた方が無難です。

 

具体的には、「普通~難しい」くらいのレベルの問題集を周回する。

 

受験生の時間は有限ですから、社会だけに時間を使えないのはよく分かります。

が、安定して90点前後を取るためには、過去問内容をマスターした後に別途問題集にチャレンジするのが無難です。

 

まとめ

地理の勉強法をまとめます。

 

以下の流れで勉強をすすめるのが効率的です。

  1. 自分が学ぶ単元全体を把握する
  2. 学校のワークを周回する
  3. 過去問演習へ
  4. 問題集でより多くの問題に接する(高得点を狙う人)

 

特に問題演習のときには、「見るだけ勉強法」を導入すると、演習スピードがググンと速くなります。

 

おまけ1:教科書を読んで勉強する

何かを勉強するぞ!ってなったときに、教科書を読むという生徒は少なくないのですが、私は全くオススメしません。

 

学生の頃から薄ぼんやりと、そして教える側に立ってから確信しましたが、「教科書」は学生が一人で読んで「ああ、そういうことね!」と理解できるようには作られていません。

あくまで、対象の単元を”正確に”記述することを目的として作られています。

 

ですから、教科書を読んで勉強する案は今すぐ破棄しましょう。

 

で、このように書くと「じゃあ教科書は使わなくていいの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

教科書は知りたいことを調べるときに使います。

 

学校で配布される資料集や地図帳も同じです。

すべて、自分が気になった情報を調べるときに使います。

 

例えば、地理の問題で「フランスは農業大国」という情報が出てきたら、教科書や資料集、地図帳で調べてみるのです。

 

すると、まずフランスの位置が出てきます。

教科書には、主要な農作物や気候が紹介されているかもしれません。

資料集には、農業以外の産業や発電所の特徴、特産物のことなんかも紹介されているかもしれません。

フランスの近隣諸国の情報にも出会えるでしょう。

 

教科書などはこのように使います。

決して1ページ目から順々に読んでいくものではありません。

 

国語辞典のように、知りたい情報をピンポイントで探し出し、その周辺から情報を得るように使います。

 

なので、先ほど紹介した勉強法に補足しておくと、ワークや問題集をやっているときに

  • 知らない用語
  • 興味のある国や地域
  • 知らない自然地形(山、川、運河など)

などが出てきたら、

  • 教科書
  • 地図帳
  • 資料集

で積極的に調べましょう。

調べたことは、ワークや問題集にちょこちょこっとメモしておきます。

 

このような勉強ができると、1つの問題からたくさんのことを吸収できます。

すると、ただ問題を解いて丸付けしているだけの生徒よりも段違いに成長できます。

お試しあれ。

おまけ2:○△×法を組み合わせる

さらに勉強効率UPの秘訣です。

ワークや問題集を解く際、○△×法を導入しましょう(最後に詳しく説明した記事を紹介します)。

 

最初の数周は×だらけになってモチベーションが下がるので、2周目、3周目辺りからチェックをつけるといいです。

これもまた、問題集の周回スピードが爆上がりする方法です。

 

ということで、○△×法の解説はこちら。

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