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都立入試【国語】200字作文の対策と勉強法

記事の要約
  • 満点になりやすい200字作文の型を知る
  • 体験談はつくり話でOK
  • 書きたい内容ではなく、書ける内容を書く

これまでたくさんの生徒を見てきましたが、200字作文を苦手にしている受験生は多いです。

 

苦手な理由の多くは、

「何を書けばいいかわからない」。

 

なぜそう感じるかというと、200字作文の書き方を知らない or 教わらないからなんですね。

けど安心してください。

この記事で紹介する200字作文の書き方を学べば、苦手どころか、得点源にできるようになります。

しっかり読んでみてください。

目次

基本:200字作文の型を知る

都立入試の200字作文には、丸をもらいやすい「型」が存在します。

 

その型とは、

  1. 筆者の主張
  2. 賛同
  3. 自身の体験談
  4. 未来への意気込み

です。

 

もう少しわかりやすく書くと、

  1. 筆者は~と言っています。
  2. 私もそれに賛成です。
  3. 昔、○○なことがありました…
  4. これから□□していきたいです。

こんな流れです。

 

この型をもとに、本文と問題文の内容を肉付けしていくと簡単に点数が取れるようになります。

最初は型どおりに書く

先ほど、

  1. 筆者は~と言っています。
  2. 私もそれに賛成です。
  3. 昔、○○なことがありました…
  4. これから□□していきたいです。

この型を紹介しました。

 

これを見たあなたは恐らく、

「ふーん、そうやって書けばいいだ!」

と思ったかと思います。

 

あるいは、

「学校・塾の先生がそんなこと言ってたなぁ」

かもしれません。

 

ですが、分かることとできることは全くの別物です。

 

今ここで「そう書けばいいのね」と思っても、

実際問題を前にすると「アレ?どうやるんだっけ?」となることがほとんどです。

 

ですから、まずはこの型をメモしておき、

この型の通りに200字作文を練習してみてください。

それを繰り返すことが得点UPの近道です。

体験談はつくり話でOK

実際に200字作文を書いてみると、

「体験談が思いつかない」

という事態に出くわします。

 

このようなときは、話をでっち上げてください。

嘘の話を作ってOKです。

 

例えばあなたが吹奏楽部だったとして、

サッカーのたとえ話が書きやすそうだと思ったら、

自分はサッカー部だってことにしてしまって構いません。

 

ボランティアなんて意識したことなくても、

「みんなで街中のゴミを拾いました」くらい書いて構いません。

 

話の筋さえ通っていれば、

内容が事実であろうと嘘であろうと採点には影響しません。

書きたい内容ではなく書ける内容を

体験談の話と重なりますが、

200字作文には「書きたい内容」ではなく、「書ける内容」を書いてください。

 

「書ける内容」とは、

  • 自分の知識
  • 試験時間
  • 200字の文字数

の制限の書ける内容ということです。

 

例えば、筆者の主張に対して哲学的な内容を書きたいと思ったとします。

そのときに、それを書き切るだけの

  • 知識はあるか
  • 時間は足りるか
  • 文字数は足りるか

をよく考えてほしいのです。

 

これは自己啓発本とか読んでる子に多いんですが、

つい難しい話を書こうとするんですね。

 

ですが、

時間をかけて高度な内容を書いても、

即席でテンプレート通りの内容を書いても、

作文の配点:10点満点は変わりません。

 

出題者も高度な返答を求めているわけではないので、

ぜひ作文の型を身につけて、最短距離で得点源にしてもらえたらと思います。

まとめ

都立入試の200字作文の書き方を紹介しました。

  1. 型を身につける(筆者の主張→…)
  2. 体験談はでっちあげでOK
  3. 書ける内容を書く

でしたね。

 

いつか模試を受ける機会があると思います。

そのときにぜひ、模範解答をチェックしてみてください。

模範解答の作文は、きっと上記の「型」通りになっているはずです。

(まれに体験談→筆者の主張→意気込みスタイルもあります。)

おまけ:満点は狙わない

200字作文を得点源にする際、重要な心構えがあります。

 

それは「満点を狙わない」です。

 

言い方を変えると「部分点で7~8割を狙う」です。

 

満点を狙おうとすると、ミスできないという思いが強くなります。

その思いは焦りを生み出し、柔軟な思考を邪魔してきます。

 

「ヤバい、満点取らなきゃいけないのに体験談思いつかない!!」

「どうしよう、こんな内容じゃダメだ、書き直さなきゃ」

 

こんな風に焦って、何度も書いて消してを繰り返しているうちに、

ほかの問題を解く時間がなくなってしまうケースはよくあります。

 

ですので、

「7割くらい、最悪半分くらい取れてればいいや」

という思いでいることが大切です。

おまけ:筆者の主張がわからない

これもよくある質問です。

 

筆者の主張を見抜けるようになるには、

「論説文の読み方」をマスターするのが一番の近道です。

 

論説文の読み方に出てくる、接続詞や抽具、主張の言葉に気付けるようになると、

自然と筆者の主張が分かるようになります。

 

なので、筆者の主張がわからん!となったら、

一度、論説文の読み方をチェックしてみてください。

おまけ:200字作文の採点方法(部分点)

都立入試の200字作文は、減点方式で採点されます。

 

どういうことか説明します。

 

まず、200字中160字以上書いてある時点で、いったん10点が入ります。

(学校によっては180字以上の可能性も。)

 

次に、

  • 筆者の主張
  • 体験談
  • 自身の主張

これらの要素が入っているか・本文の内容と合っているかをチェックされます。

不備があると減点されます。

 

さらに、誤字脱字や原稿用紙の使い方をチェックされます。

こちらも不備があると減点されます。

 

こうして残った分が最終的な得点になります。

 

  • 筆者の主張
  • 体験談
  • 自身の主張

これらの不足や本文とのズレは減点が大きく、1つにつき3~4点マイナスされます。

 

つまり、筆者の主張を読み間違え、自身の主張も見当違いなことを書くと、6~8点減点される可能性があります。

 

誤字脱字や原稿用紙の使い方ミスは、1つにつき1点マイナスとされています。

 

せっかく内容が良くても、漢字ミスが3つあったら3点マイナスです。

絶対に気をつけたいところです。

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