- 大問ごとに時間配分を考える
- 最終確認用に5分は残す
- 時間内に解き終わるように解く
過去問の使い方でも書きましたが、教科ごとに時間配分を決めておくことは重要です。
というか必須です。
私が教える生徒には絶対に時間配分を考えるよう伝えますし、
模試などでも徹底的に時間を意識させるようにしています。
オススメの時間配分目安
いきなり結論ですが、私が提案する時間配分は以下です。
- 大問1(漢字):1分
- 大問2(漢字):1分
- 大問3(小説):10~12分
- 大問4(論説):12~15分
- 大問4(作文):8~10分
- 大問5(古典):8~10分
上記の通りで解いた場合、
- 最短:40分
- 最長:49分
で終わります。
最後の5分
先ほど、最長:49分と書きました。
実際には49分はNGで、45分程度に縮めておく必要があります。
というのも最後の5分は全体チェック用の時間だからです。
全体チェックとは例えば、
- 漢字のミスをしていないか
- 選択肢を間違えて書いていないか
- 作文に誤字脱字はないか
- 名前や受験番号を書いているか
こういうことを行います。
時間内に解き終わるように解く
時間管理を行う際に、一つ重要な考え方があるので覚えておいてください。
それは、
「時間内に解き終わるように解く」
です。
先ほど、
- 大問3(小説):10~12分
- 大問4(論説):12~15分
- 大問4(作文):8~10分
- 大問5(古典):8~10分
と書きました。
このうち、小説や論説文、古典に関する文章は結構ハードな時間設定になっています。
つまり、普通にゆったりと文章を読んでいたら、絶対にこの時間内には終わりません。
このときに、
「小説を10分は無理だよー」
と考えるのではなく、
「どうやったら10分で小説終わらせられるかな?」
と考えるのです。
すると、
「文章読むスピード上げられないかな?」とか
「選択肢判断の時間を短縮できないかな?」とか
発想が出てくるんですね。
このような姿勢で取り組んでください。
まとめ
オススメの時間配分を紹介しました。
- 大問1(漢字):1分
- 大問2(漢字):1分
- 大問3(小説):10~12分
- 大問4(論説):12~15分
- 大問4(作文):8~10分
- 大問5(古典):8~10分
これらはあくまで私の目安なので、自身の実力や得意不得意によって調整してください。
また、最後の5分は全体チェックように残すことを忘れないでください。
(もちろん、全体チェックが終われば、再度問題に戻って構いません。)
おまけ:全体チェックって本当にいるの?
全体チェックの例として、
- 漢字のミスをしていないか
- 選択肢を間違えて書いていないか
- 作文に誤字脱字はないか
- 名前や受験番号を書いているか
を挙げました。
ここで、漢字のミスなんてあるわけ無いだろうと思った人がいるかも知れません。
ですが、
「彼のハッソウは斬新だ」を「発送」と書いてしまうのは、
試験などの緊張状態にある人間にとって全然珍しいことではないのです。
例えば上記のミスをしていた場合、2点マイナスです。
80点が78点になり、70点が68点になる。
それが合否を分けることだって普通にあります。
ですから最後の5分は全体チェック用なのです。
おまけ:1問あたりの時間も考えておく(難)
大問1つあたりの時間を決めたら、大問の中の問題に何分かけられるかも考えてみましょう。
例えば、大問3を10分で解く場合を考えます。
大問3は5つの選択肢問題で構成されていて、本文を読むのに5分かかるとします。
すると、単純計算で
- 問1 1分
- 問2 1分
- 問3 1分
- 問4 1分
- 問5 1分
1問あたり1分かけられることがわかります。
1問につき4つの選択肢があるので、1分を4で割ると15秒。
つまり、選択肢がアイウエと4つあったら、
その1つ1つを15秒で判断しなくてはいないことが分かります。
このように考えていくと、どのくらいのスピードで文章を読み、
問題を解いていけば良いのかを自分で導き出すことができます。