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都立入試【国語】過去問の効果的な使い方

記事の要約
  • 過去問演習の目的1:時間配分の感覚を掴む
  • 過去問演習の目的2:読み方・解き方を実践する
  • 選択肢を選ぶときは×の理由も考える

志望校合格に超重要な「過去問の使い方」についてお話します。

 

…の前に、過去問演習の意義(やる理由)を知っておいてください。

国語の過去問演習をする意義は、

  1. 時間配分の感覚を身につけるため
  2. 「読み方」「解き方」を使いこなせるようになるため

この2つです。

 

過去問を解くときは、常にこの2点を念頭に置いてください。

これを意識できているかどうかで、点数の伸びがガクンと変わってきます。

 

さて、これから紹介するのは、国語の過去問の能力を120%引き出す方法です。

この通りに実践すれば、あなたが国語で高得点を取る可能性はグッと高まります。

ぜひ、一字一句漏らさずに読んで下さい。

目次

1:時間配分の感覚を掴む

時間配分は入試において非常に重要です。

 

「気づいたら時間切れだった」

「途中で時間切足りなくなっちゃった」

このような感想が出てきてしまうのは、時間配分の感覚が不十分だからです。

 

過去問と自身の実力を照らし合わせ、

「小説にはMAX12分使おう、10分経った時点で時間を調整する」

「論説文はMAX15分使って、うち2分は作文にも回せるようにしよう」

こんな感じに準備しておくのです。

 

そして、実際に過去問を解きながら、

時間管理の感覚を身体に覚えさせていきます。

 

これを徹底すると、試験当日、

これまで見たこともないような難問が出てきても、

飛ばすか、集中するかの判断を冷静に下せるようになります。

 

これが国語の過去問演習の意義その1です。

続いてその2。

2:読み方・解き方を定着させる

小説と論説文には「読み方」と「解き方」があることは色んな記事で紹介しています。

 

これら読み方・解き方は、

単なる知識としては覚えるのに対して苦労はしないのですが、

実際の文章で使いこなせるようになるというと、そこそこに訓練が必要です。

 

その訓練の場が、過去問演習なのです。

 

つまり、実際の過去問の文章を使いながら、

小説や論説文の「読み方」「解き方」を実践していきます。

 

論説文であれば、

「ここに『例えば』があるから、ここから先は具体だ。ってことはこの前は抽象だよな。ってことは…」

「ここに『ではない』がある!ってことはここは筆者の主張で…」

という風に、知識として学んだ「読み方」「解き方」を応用していきます。

3:選択肢が×な理由も考える

これは小説や論説文の読み方・解き方の記事でもお伝えしていますが、

選択肢を選ぶときは○だけでなく、×の理由も考えるようにしましょう。

 

これ、大したことないように聞こえるかもしれませんが、

めちゃめちゃ国語できるようになります。

選択肢に強くなります。

 

地味トレーニングであることには違いないんですが、

これを2ヶ月とか3ヶ月とかやった人とやらなかった人とでは、

雲泥の差が生まれるので、ぜひ挑戦してください。

まとめ

国語の過去問演習の目的と、その具体的な話を紹介しました。

 

過去問を使うときは、常に以下3点を頭に入れてください。

  1. 時間配分の感覚を身につける
  2. 「読み方」「解き方」を使いこなせるようになる
  3. 選択肢が×な理由も考える

おまけ:過去問演習時のポイント

過去問の120%をあなたの血肉とするには、いくつかのポイントがあります。

  1. 毎回まっさらな問題(文章)を用意する
  2. 慣れてきたら時間制限を設ける

 

国語の過去問は繰り返し解くものだということは既に紹介しました。

そのときに、毎回過去問の新しいコピーを用意してください。

 

まだ私の推奨する「読み方」「解き方」を知らない人のために説明すると、

このサイトで紹介する読解法では文章にガンガン線を記入していきます。

 

なので、1度解いた文章には線が残ってしまって、

2回目以降、新鮮な気持ちで取り組めなくなってしまうんですね。

 

ですから、毎回まっさらな新しいコピーを用意してほしいのです。

こうすることで、過去問に挑戦するたびに、頭を強制的に働かせることができるので、

速く「読み方」「解き方」を身につけることができます。

 

そして、迷わずに線を引けて、選択肢も切れるようになったら、

「○分以内に終わらせる」と時間制限を設けてみてください。

 

恐らく、普通の受験生よりもかなり速いタイムで解くことができるはずです。

というか逆に、そのくらい負荷をかけて挑戦したほうが力が付きます。

 

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