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【中学理科】定期テストで高得点を取る勉強法

こんにちは、浅見です。

このページでは、中学校の定期テストに向けた、最短時間で効果を上げる理科の勉強法を解説します。

目次

大まかな流れ

大まかな流れは、

  1. 基礎の確認
  2. 問題演習
  3. 先生の好みチェック

です。

特に最後のとかよくわからないと思うので、一つずつ説明していきます。

1.基礎の確認

まずやることは「基礎の確認」です。

中学理科における基礎とは、

  1. 用語
  2. 公式
  3. 考え方

が主なところです。

用語

「用語」は分かりやすいですね。

「等粒状組織」ってなんですか?とか、
「初期微動継続時間」ってなんですか?とか、
「被子植物」と「裸子植物」の違いってなんですか?とか。

こういった「用語」を徹底的に頭に入れておく必要があります。

公式

「公式」はどうでしょうか。

「密度」を求める公式は分かりますか?
「湿度」の計算方法は?
「還元反応によって出ていった酸素量」の求め方は?

「公式」というよりも「計算方法」といったほうが適切ですね。

こうした計算の仕方にも慣れておく必要があります。

 

「計算」と聞くと、数学嫌いな人は嫌かもしれませんが、理科で使うのは小学校で習う算数レベルです。

四則計算と若干の方程式くらい。

 

慣れれば簡単な問題ばかりですから、これを逃すのは勿体ない。

ぜひチャレンジしてみましょう!

意外にすんなりできると思いますよ(学校の先生が教えるの下手な場合は除きます…汗。

考え方

あとは「考え方」ですね。

これは「用語」や「公式」に比べると少しハードルがあります。

 

ここでいう中学理科の基礎に当たる「考え方」とは、

空気中から水中に進行した光はどちらに屈折するか?
日中は陸と海、どちらから風が吹きやすいか?

といったものです。

あるいは、

月の満ち欠けの法則
電気抵抗の計算方法
電磁誘導の右ねじの法則

なんかも考え方に入ると思ってもらえれば。

※2つ目の「電気抵抗の計算方法」は一見「計算」ですが、答えを求める数式を立てるのにもある程度思考を要するので、このように記述しました。

「基礎の確認」まとめ

ここまで、基礎の確認って何やるの?ということをお話しました。

  1. 用語
  2. 公式
  3. 考え方

この3つを少し頭にとどめておいてください。

2.問題演習

基礎の確認ができたら、問題演習に移ります。

これはもうシンプルです。

  • ワーク
  • プリント
  • ノート
  • 教科書

この辺に載っている問題をバリバリ解いていきます。

学校の先生が重要だと主張する問題がわかれば、まずはそれらから取り組むのが吉です。

注意点

この「問題演習」をするときに、注意してほしいことがあります。

この注意は非常に重要で、これを守らないといくら問題演習に時間をかけても効果がゼロになります。

実際にゼロってことはないかもしれませんが、
本来なら100の効果を得られていたのものが、5くらいになる
そんなイメージで捉えてもらえれば。

 

そんな重要な「注意」はなんなのかというと、

問題演習の目的を忘れるな

です。

 

じゃあ問題演習の目的はなんなのかというと、

解法を理解する+慣れる

です。

 

つまりまとめると、

問題演習するのは、解法を理解して慣れることが目的なんだ

ということになります。

問題演習の目的

ではなぜ、これを守らないと問題演習の効果がゼロになるのか?

 

それは多くの学生が、

問題演習=問題を解くこと

だと思っているからです。

 

問題演習=問題を解くこと

と思っていると何が問題なのか?

 

それは「1回解いて終わり」現象が起きるのです。

解いて、丸付けして、赤で答えを移して、終わり。

 

これはほぼほぼ意味のない勉強の仕方です。

 

なぜなら、

  • なぜその答えになるのか
  • どうやって答えを導き出すのか
  • なぜ自分の答えではダメなのか

などが頭に残らないから。

 

ですので、

解法を理解する+慣れる

が目的であることを忘れないでください。

 

これを守らないと、項目の冒頭で欠いたとおり、問題演習に費やした時間が無駄になりますから。

3.先生の好みチェック

基礎の確認→問題演習まで終えて、まだ時間と余力があったら、先生の好みチェックをしてみましょう。

※初めての先生のテストにはこの方法は使えません(汗)

 

先生の好みチェックとは要するに、

テスト範囲のどの部分から出題されているかを探る

ということ。

 

やり方は簡単で、前回や前々回のテスト範囲及びテスト問題を用意し、
テスト範囲のどの部分から問題が出ているかをチェックするのです。

  • 教科書の章末問題なのか
  • ワークのB問題なのか
  • プリントで扱った問題なのか
  • ノートに重要と書かせた問題なのか

全てを明らかにするのは無理ですが、少しでも傾向がわかれば若干の対策が立てられます。

 

【余談】中学3年当時、私の社会の先生のテストは、塾においてあった『iワーク』というテキストの問題とそっくりでした^^;

実際にやること(具体)

ここからは、

今の浅見だったら実際にどのようにテスト勉強を進めていくか?

ということをお話していきます。

 

具体的には以下です。

  1. ワークの用語問題(3~5周)
  2. ワークの基本問題(3~5周)
  3. ノート、プリントチェック(2~3周)
  4. 先生の好みチェック(時間があれば)

1.ワークの用語問題

まず、テスト範囲の基礎を身につけるため、ワークの用語問題を3~5周します。

その際には、別ページでも紹介している○△✕法+1問数秒法を用いて効率化を図ります。

 

このとき、公式や用語の意味がわかならければ、資料集で調べたり、先生に聞いたり、友人に聞いて解決しておきます。

おそらく用語問題は1問1答形式になっているので、全体の8割くらい即答できるようになったら次へ移ります。

2.ワークの基本問題

続いて、ワークの基本問題を3~5周します。

ここでも○△✕法を用いて効率化を図ります。

同時に、1分考えて解き方が浮かばなかったら、すぐに答え(解説)を見てしまう方法を取ります。

 

解説を読んで、答えに至る考え方がわかればOK。

「あ~、そうやるのね!」という感覚が得られたら、チェックを付けて次の問題へ移ります。

 

回答を読んでも「???」状態だったら、先程同様、先生や友人にヘルプを求めます。

 

ここで大事なのは、

1分以上悩まないこと!!

です。

 

1分考えて解法が思いつかなければ、それ以上の熟考は時間が勿体ないですから、解説なり他人にヘルプを求めるなりします。

【余談】腰を据えて1問にじっくり取り組む姿勢は決して悪くありません。というより、私個人はそういう生徒が大好きです。

ですが、現在の日本の教育システムはそれを許容しない形になっているのです。

特にテスト勉強や受験勉強では、多少効率というものを考えて取り組まなくてはなりません(汗)

3.ノート・プリントチェック

授業で使用しているノートやプリントがあれば、それをチェックします。

確認するポイント例は、

  • 用語
  • 実験の注意点
  • 実験の考察
  • 計算方法

こういったところです。

 

これらテストに出題されそうなところを、Q&A方式でチェックしていきましょう。

1回目は理解しながら読んで、2回目以降はQ&A方式って感じです。

【余談】中学1年のときの理科の先生は、授業中にギターを取り出して自作ソングを聴かせてくれました。

その時の歌詞の一部がテストに出ました(笑)

 

このように、

  1. ワークの用語問題(3~5周)
  2. ワークの基本問題(3~5周)
  3. ノート、プリントチェック(2~3周)

を行います。「先生の好みチェック」は時間があれば行います。

注意点

最後に勉強上の注意点をいくつかご紹介します。

1.教科書を読むは非推奨

勉強する=教科書を読む、と思っている人は少なくありません。

が、これは私はオススメしません。

 

理由は簡単、テストで点を取るという目的に対して非効率だからです。

 

テストで求められるのは、学習した内容のアウトプット。

つまり、学んだ内容を答えなきゃいけません。

 

ですが、教科書を読むという行為は知識を入れるばっかりです。

教科書を読むことをテスト勉強のメインに据えると、どうしてもアウトプットが疎かになってしまうんですね。

 

ですから、教科書を読むくらいなら、ワークを1周でも多くやった方が点数につながる、私はこう考えています。

※もちろん、分からないことがあるときに教科書を読んで見る、というのは大いにありです。

2.覚えているかの確認をQ&A方式でやる

1つ目とも関連しますが、テスト勉強は必ずQ&A方式で行いましょう。

 

Q&A方式とは、

問題を出して→答える

やり方のこと。

 

例えば、

深成岩はマグマが地中深くでゆっくり冷えて固まったもの」

という記述があり、深成岩を覚えたいとしたら、

「(  )はマグマが地中深くでゆっくり冷えて固まったもの」

という風にします。

 

こうすると、嫌でも(  )の中を考えますから、記憶できているかどうかの確認ができます。

 

しかしそうではなく、

深成岩はマグマが地中深くでゆっくり冷えて固まったもの」

という記述を見るだけだと、その確認ができないんですね。

 

テストで問われるのは、学んだ内容を答えることです。

そういう点で、Q&A方式は最適なのです。

3.○秒考えて分からなければ

ワークの用語問題・基本問題のところでも紹介しましたが、1問にかける時間を制限する勉強効率が爆上がりします。

 

用語問題レベルであれば最大5秒程度。

5秒考えて分からなければ、すぐに答えを見てしまいます。

 

基本問題レベルであれば最大1分程度。

1分考えて解法が浮かばなければ、解説を読んでしまいます。

 

この方法を使うと、例えば100個の用語を覚えたいとなったとき、

1周目:100語×5秒=500秒

1度見ただけでは覚えられないでしょうから、3周するとします。

 

回を追うごとに慣れてきますから、2周目は4秒、3周目は3秒で見られるようになるとします。

すると、

2周目:100語×4秒=400秒

3周目:100語×3秒=300秒

1~3周目にかかる時間を合計すると1200秒。

1200秒=20分ですから、たった20分で100の用語を3周もチェックできるわけです。

 

これが、1問あたりの時間を制限することの効果です。

4.すべての教材は最低2周

人は忘れる生き物です。

生きるのに必要ないことはあっという間に忘れます。

 

それを防ぐシンプルかつ効果的な方法は、「反復」です。

つまり「見慣れる」です。

 

なので、ワークにしてもノート・プリントにしても複数回やることを徹底しましょう。

まとめ

中学理科の定期テストの勉強法について解説しました。

ここまでの内容をおさらいしましょう。

 

まず、大まかな流れ、

  1. 基礎の確認
  2. 問題演習
  3. 先生の好みチェック

 

具体的には、

  1. ワークの用語問題(3~5周)
  2. ワークの基本問題(3~5周)
  3. ノート、プリントチェック(2~3周)
  4. 先生の好みチェック(時間があれば)

です。

 

いくつか注意点として、

  • 問題演習の目的=理解して慣れる
  • 教科書はあんま読まなくてOK
  • Q&A方式でやる
  • 1問○秒
  • 1つの教材を何周もする

ということをあげました。

 

以上のことを実行できれば、80点でも90点でもやっただけ点数を取れます。

 

勉強時間長いのに点数が上がらないというのは、勉強のやり方が非効率的だからです。

何やっていいかわからないというのは、効果の出る勉強のやり方を知らないからです。

 

そして残念ながら、こういうことを学校の先生はあまり教えてくれません。

 

ここに書いた内容を、まずは1つで構いません、トライしてみてください。

必ず今よりも良い結果につながります。

 

また、

「やろうと思ったんだけど、うちの学校のテスト範囲だとどうすればいいの?」

ということがあるかもしれません。

 

そういうときは、公式LINEアカウントで質問コーナーを開設しています。

よろしければそちらから質問してください。

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