- 自分の得意不得意・取りたい点数に合わせて調整する
- 解法が思いつかないときは飛ばす
- 終了10分前は見直しタイム
色々なタイプの生徒がいるので、いくつかのパターンを想定しながら時間配分の目安を書いていきます。
80点~全問正解を狙うタイプ
上位校を狙う人とか、数学が得意で得点源にしたい人とか。
- 大問1:5~6分
- 大問2:8~12分
- 大問3:10~12分
- 大問4:10~13分
- 大問5:8~12分
長い方の時間を全部足すと試験時間(50分)をオーバーしてしまうので、自身の得意不得意に合わせて調整します。
高得点狙いの人に大切なこと
基本全ての問題を答えにいきます。
が、大問2~5の最後の問題は、年によって結構難しいことがあります。
試験の緊張状態で普段の実力を出し切るのは結構キツイです。
なので、特に大問2・大問4・大問5の最後の問題のうち1つくらいは、
「解けなくても仕方ない」
と思っていたほうが精神的に楽です。
全問正解狙おうとすると、プレッシャー本当にすごいんで…
そのプレッシャーで逆に柔軟な発想が失われます。
まぁ最初から捨ててかかることもないので、基本スタンスは「30秒シンキング」。
30秒くらい考えて方針が立たなかったら、すぐに他の問題に移るべし、そしてまた戻ってくること。
60~70点台を狙うタイプ
数学が得意じゃない人とか。
- 大問1:8~10分
- 大問2:5~8分(問1のみ)
- 大問3:8~10分(問1,2のみ)
- 大問4:10~12分(問1,2のみ)
- 大問5:5~10分(問1のみ)
解く問題を限定することで、1問にかけられる時間が増えています。
「~のみ」って問題捨ててる感じがするかもしれませんが、
もし上で指定したすべての問題を解けたら「78点」です。
全然低くないどころか、一部の上位校を除いて十分合格点です。
ほんのちょっと頑張って、
大問2~5のうち1つでも最後の問題を解ければ、
それだけで80点を超えてしまいます。
つまり、都立高校の数学の問題って80点くらい取るの簡単なんですよね。
もちろん、この点数帯の人でも、大問1の重要性は変わりません。
終了10分前は「見直しタイム」です。
絶対に、大問1に戻ってください。
非推奨:超極端タイプ
数学が嫌いで嫌いで仕方がない人とか。
- 大問1:30分
- 大問2:-
- 大問3:10分(問1のみ)
- 大問4:10分(問1のみ)
- 大問5:-
かなり極端な時間配分を考えてみました。
大問2と大問5は完全に捨て、本当に易しい問題のみをピックアップして解く方法です。
まぁ正直、こんな姿勢で高校行っても数学大変だよ?としか思えないんですが、
それでも、上で指定したすべての問題を解ければ「56点」です。
半分超えてしまうのです。
半数近くの問題を捨てても50点を超えられるのは、
「大問1を全問正解しているから」です。
大問1の46点がすべての土台になっています。
ですから何度も書いていますが、大問1の見直しは必須なのです。
まとめ
3種類のパターンに分けて、時間配分の目安を紹介しました。
あれらはあくまで目安なので、自分の能力や取りたい点数に合わせて時間調整してください。
あと大問1のみなお(略
おまけ:私の解く順番
もし私が受験生で、都立入試を解くとしたら、
どのような順番で解いていくかを紹介します。
満点、、、を狙うと焦るので、90点以上(最悪2問ミス)狙いです。
基本は大問1~5の順番に解いていきます。
大問1
全体を5~6分で解く、作図で悩んだら30秒考えて飛ばす
↓
大問2
問1を速攻で解いて、問2は時間かかりそうだったら飛ばす
↓
大問3
問1,2を速攻で解いて、問3は状況整理し、できそうなら解く
↓
大問4
問1と問2の証明を解いて、問3は状況整理だけして飛ばす
↓
大問5
問1を速攻で解いて、問2は状況整理
↓
大問2~5
最後の問題のうち解けそうな問題から順に取り組む
↓
大問1
自身の途中式を見直す
↓
時間があったら、残してる問題に挑戦
先程も書いたとおり、
大問1は全問正解
大問2~5のうち2問ミスまで許容のスタンスです。