- 方針1:問題集の基礎・基本問題を完璧にする
- 方針2:計算力を身につける
- 方針3:過去問でパターンを知る
- おまけ:易しい問題だけでも○点取れる
最初にお伝えしておきます。
都立入試の数学は簡単です!
正しい手順と方法で勉強を継続していけば、
どんなに数学苦手な生徒でも80点は超えられるようになります。
60点とか本当に余裕です。
数学得意な人や上位校を目指したい人なら、
90点以上も安定して取ることができます。
大事なのは、
- 正しい手順と方法で
- 勉強を継続すること
この2点。
そのために、これから解説する数学の勉強の概要をよく理解してください。
ではスタート。
方針1:問題集の基礎・基本問題を完璧にする
学校のワークでも市販の問題集でも塾のテキストでも構いません。
基礎問題と基本問題を完璧にマスターしましょう。
基礎問題や基本問題の分類は大体↓のイメージ。
- 基礎問題(公式当てはめれば解ける系)
- 基本問題(それよりちょっと考える系)
- 応用発展問題(問題文長い難しいやつ)
- 入試問題(高校の名前が書いてあるやつ)
A,B,Cの三段階だったら、
A問題とB問題を完璧に仕上げる感じです。
問題集の問題全部頑張れ!って言われると「うげぇ…」と思うかもしれません。
ですが「まずは基礎・基本問題でいいよ」と言われれば、「まぁそのくらいなら?」と人間頑張れるものです。
まずは試しに、手元にある学校のワークを覗いてみてください。
単元の最初の方にある、公式当てはめるだけの問題がありますよね。
それらを完璧に仕上げればいいのです。
完璧に仕上げるとは
念の為、誤解のないようお伝えしておきます。
この記事で使っている
「完璧に仕上げる」とは
「問題を見た瞬間に解き方がわかる」状態のことです。
「あー、えーと、これなんだっけ?」
「うーん、自信ないなぁ」
な状態はダメです。
たとえ答えがあっていたとしてもダメです。
「あーこれね、ハイハイ、余裕余裕♪」
この状態を目指してください。
方針2:速く正しく計算できるように
方針1で各単元の考え方を学びます。
方針2では、あなたの計算力をアップさせます。
その1:計算ルール確認
計算力アップのためにまずやることは、計算ルールの復習です。
計算ルールとは例えば、
- +と×なら×から先に計算する
- ()があったらそれを先に計算する
- ÷3/5 は ×5/3 に直す
などなど、
四則計算+分数小数の計算ルール
を指します。
これって当たり前のようなことのように聞こえますが、
意外と忘れている人が多いです。
分数同士の足し算で通分のやり方を忘れていたり、
「4÷0.8」のように小数の計算を忘れていたり。
これらができないと入試で高得点は期待できないので、
必ず確認をしましょう。
その2:計算スピードアップ
いよいよ計算スピードを向上させる方法です。
これから紹介する方法を継続すると、誰でも計算が速くなります。
さらに正確性も大幅向上するので、普段計算ミスをする人のとっても嬉しい効果があります。
で、その具体的な練習方法とは、
百ます計算
です。
「なーんだ、それ知ってるよ」
と思ったかもしれませんね。
ですが、百ます計算の力は偉大です。
先ほどお伝えしたとおり、百ます計算を継続していくと、
あなたの計算スピードはもちろん、計算の正確性もアップします。
計算が速く正確なのは、それだけで強力な武器です。
ライバル受験生がちまちま計算ミスをしているのを横目に、
私たちはスラスラ~と淀みなく計算を進めていくわけです。
百ます計算の使い方はシンプルです。
- 1日か2日に1回
- 時間を計って取り組む
- できれば競争相手を用意する
これだけです。
2は必須で、3もあった方がモチベーションが上がります。
友達とか兄弟姉妹とか親とか、誰でもいいので巻き込んでいくと良いです。
百ます計算にはいくつか種類がありますが、
まずは掛け算から取り組むと良いです。
掛け算が速くなったら足し算、次に引き算と進めていきましょう。
目標タイムは1分30秒。
最初は2~3分からのスタートかもしれませんが、
真剣に取り組めば1~2ヶ月で目標達成できます。
方針3:過去問演習でパターンを学ぶ
方針1と方針2は同時並行で進め、
方針1が一通り終わったら&中学3年分の単元を学習し終えたら、
過去問演習に入りましょう。
過去問の詳しい使い方は、こちらの記事で紹介しています。
あなたの点数を飛躍的に向上させ、しかも高得点を維持するのに重要な情報です。
過去問演習を始める秋頃にチェックすると良いです。
まとめ
都立入試数学の対策と勉強方針についてお話しました。
- 方針1:問題集の基礎・基本問題を完璧にする
- 方針2:計算力を身につける
- 方針3:過去問でパターンを知る
「完璧に仕上げる」の判断基準は、
このサイトの至るところで登場するので覚えておきましょう。
ということで、あなたがまずすべきことは、
- 手元の問題集の基礎・基本問題に挑戦
- 百ます計算に挑戦
この2つです。
簡単な方から取り組んでみましょう。
おまけ:難しい問題と易しい問題を見極めよ!
これって知ってる受験生少ないんですが、
都立入試の数学には、
易しい問題と難しい問題があるのを知っていますか?
易しい問題とは、
- 大問1:すべて
- 大問2:問1
- 大問3:問1、問2
- 大問4:問1、問2(1)
- 大問5:問1
逆に難しい問題とは、
- 大問2:問2
- 大問3:問3
- 大問4:問3
- 大問5:問2
こんな感じです。
要するに、
大問1とそれ以外の大問の最初の方の問題は易しくて、
各大問の最後の方の問題は難しい、ということです。
で、ですよ。
数学で高得点を取ろうと思ったら、
「難しい問題を解けなきゃいけない」
って思うじゃないですか。
それは確かにそうなんですが、ちょっとイメージと違っていて、
先ほど紹介した易しい問題
- 大問1:すべて
- 大問2:問1
- 大問3:問1、問2
- 大問4:問1、問2(1)
- 大問5:問1
これ全て正答すると何点になるかというと、
「78点」になるんです。
易しい問題というのは、
問題集の基礎・基本問題レベルです。
そのレベルが解ければ、入試で「78点」取れるんですよ。
これって結構すごいことだと思うんですよね。
だって78点取れてれば、一部の上位校を除いて合格点ですもん。
もうちょっと高い点数が必要なら、
応用問題とか過去問演習とかを頑張れば良いわけです。
要するに何が言いたいかというと、
都立入試の数学は、易しい問題だけ解いても78点は取れますよ
ってことです。
だから数学苦手って思ってる人も、頑張ってみましょう。
得意な人は満点も視野に入れていきましょう。
まぁ流石に満点は難しいので、90点台が現実的ですが。