- 苦手な単元を潰しておく
- 計算問題のスピードUPを図る
- おまけ×2
都立入試数学の大問1:小問集合の勉強法をお伝えします。
今回は試験前にできる対策を2つと、
おまけで試験本番や模試、過去問演習などで使えるテクニックを2つ紹介します。
1:苦手な単元を潰しておく
大問1で出題される単元は、例年ほとんど変わりません。
なので、一度その単元をマスターしてしまえば後は得点源になるのですが、
以下の単元は苦手とする生徒が多い印象です。
- 連立方程式
- 確率
- 標本調査
- 作図
もしあなたが上記の単元に苦手意識を持っていたり、
あるいは模試や過去問演習で一度でも失点したことのある場合は、
学校のワークなどのA問題(いちばん易しい基礎問題)を解き直しましょう。
都立入試の数学は、大問1~5まで多彩な単元から出題してきますが、
- 連立方程式
- 確率
- 標本調査
- 作図
この4つは最優先で取り組むべきです。
2:計算スピードUPを図る
これは大問1に限った話ではありませんが、計算は速い方が圧倒的に有利です。
(逆にゆっくりだと、それだけでハンデです。)
計算スピードを上げるのは簡単で、百ます計算をやりまくってください。
時間を計って、1日1題を1ヶ月も続ければ、目に見えて速くなるのを実感できます。
目標タイムは1分30~40秒が良いかと思います(足し算・掛け算)。
が、今回は大問1に特化して話をしていくと、
- 正負の計算
- 分数小数の計算
- 二次方程式
- 因数分解と展開
この4つをガッツリ練習すると良いです。
これらを「速く」「正確に」解けるようになる。
都立入試レベルの問題であれば、
1問あたり10~20秒くらいで解けると良いですね。
問題を解くときのポイント
- 正負の計算
- 分数小数の計算
- 二次方程式
- 因数分解と展開
これらの問題を解くときは、ぜひタイムを決めてやってみてください。
問題が10問あって、1問あたり10秒くらいでいけそうだなと思ったら、
100秒をタイマーセットして全力で解く、という具合です。
タイム設定は自分を追い込むくらいが良いですね。
普段の計算練習から”時間”や”スピード”を意識しておくと、
試験本番で多少緊張しても、正確に答えを導き出すことができます。
(逆に訓練してないと、ポロッとミスをします。)
まとめ
大問1の対策として、
- 苦手単元は速攻で潰す
- 連立方程式
- 確率
- 標本調査
- 作図
- 計算スピードUPを図る
- 正負の計算
- 分数小数の計算
- 二次方程式
- 因数分解と展開
の2点を紹介しました。
おまけ:終了10分前は見直しタイム
見出し↑から丸わかりですが、
試験終了10分前になったら、大問1に戻って見直しスタートです。
そのとき大問5とかを解いていても、一度ストップして見直しをします。
と、ここまでは学校の先生とかも教えてくれるんですが、
「どう見直しをするのか?」
まではなかなか教えてくれないんですよね。
なので、ここでは正答率がググッと上がる見直しの仕方を説明します。
ケアレスミス撲滅の見直し法
やり方はシンプルです。
- 自分の書いた途中式を
- どこか間違っていると思って見直す
これだけです。
ポイントは、
- 新しく解き直すのではなく、自分の書いた途中式をチェックすること
- どこか間違っているにちがいない前提で確認すること
かんたんですよね。
ではここでちょっとした問題をやってみましょう。
見直し練習
これからお見せする画像は、とある過去問の問1~5を解いたものです。
途中、計算ミスをしたりしなかったりで計算してみました。
問:何番のどこが間違っているのが、探してみてください。
画像
【答え】
問1
- 「÷1/2」が「×1/2」になっています
- さらに「-7+4」を「-7×4」としているのもNG
問2
- 「9a-a」が「8a」ではなく「10a」になっています
問3
- 「6-10」が「-4」ではなく「4」になっています
問4
- 正解です
問5
- yを求めるとき、「18」を右辺に移項して「8-18」が「-10」になるはずなのに「10」になっています
- それによってxの値もズレてしまっています
どうでしょう、間違えは見つけられたでしょうか?
また、正しい答えを正しいと判断できたでしょうか?
こんな感じで、
間違い探しゲームのように自分の答えをチェックする癖をつける
これができると数学の点数は簡単に安定します。
おまけ:作図は30~60秒で飛ばす
計算問題は、手を動かしてればいつか正解にたどり着けます。
が、作図問題はひらめきを必要とすることがあり、ひらめかないと答えを出せないことがあるので注意が必要です。
で、試験で緊張していると、普段はパッと思いつくものも思いつかなかったりします。
そういう思いつかないときは、すぐにほかの問題に取り掛かることが重要です。
これ、サラッと書きましたが超重要です。
解法が思いつかないときは、すぐにほかの問題に取り掛かる
これができれば、数学の点数が安定します。
これができないと、数学の点数が毎回上下にブレて不安定になります。
一度飛ばしたら、先ほど紹介した
「試験終了10分前の見直しタイム」のときに再度チャレンジしましょう。
ほかの問題を解いているときも、人間の脳は作図の問題を考え続けているので、
時間を空けると意外とすんなり解けたりします。
まぁそれでも解けないことはあるので、そのときはやっぱりほかの問題を頑張りましょう。
飛ばすかどうかを判断する時間は30~60秒。
その間に「こうやればイケんじゃね?」
というひらめきが得られなかったら次の問題に行きましょう。