今の勉強のやり方で本当に成績上がってますか? メール講座はこちら

都立入試【英語】3行英作文で満点を取る対策

都立入試で毎年出題される、3行英作文の対策法を紹介します。

目次

2つの原則

特に受験の英作文問題に取り組む際、絶対に覚えておくべき2つの原則があります。

  1. 書きたい内容<<<書ける内容
  2. 短くていいから正しい英語

以下で詳しく説明します。

1:書きたい内容<<<書ける内容

例えば「休日の過ごし方」について、尋ねられたとします。

そして、あなたの普段の休日の過ごし方が「YouTubeでゲーム実況を見る」だったとします。

英作文の苦手な多くの学生は、↑をそのまま英語にしようとするのですが、ここでちょっと考えてほしいのです。

「ゲーム実況」を正しく英語にできますか?

「YouTubeで」って英語でどうやって表現しますか?

YouTubeに冠詞(aやthe)は必要ですか?

ゲーム実況を「見る」はwatch/see/lookどれだか分りますか?

こういう質問に自信を持って答えられないときは「YouTubeでゲーム実況を見る」を英作文の題材するのはNGなのです。

たとえそれが事実だったとしても、です。

自信をもって書ける英語で

では、ここでちょっと視点を変えてみましょう。

「公園でサッカーしてます」ならどうでしょう?

先ほどよりもかなりシンプルな、教科書にも載っていそうな表現です。

これなら、以下のように書ける人も多いはずです(仮に今書けなかったとしても、すぐに書けるようになります)。

I play soccer in a park.

これが原則その1、「書きたい内容<<<書ける内容」です。

もう少し別の言葉で言いかえると、実際にあなたがしていること/考えていることを答えるのではなく、自信をもって書ける範囲の英語を使って、話を作り上げるということです。

英作文問題で問われているのは、あくまで英文としての正しさであり、その内容が事実かどうかは問われていません。

ですので、事実を書くのではなく、英語として書きやすい内容を書けばOKなのです。

2:短くていいから正しい英語

都立入試の英作文問題では、立派な英文は必要ありません。

例えば、これは極端な例ですが「I like soccer.」というのはものすごく平易で、短い英文ですが、質問内容にさえ沿っていれば、これで正答になるのです。

逆に、

When I was three years old, my father taught me soccer.

みたいな内容を書こうとして、

When I am thriee year old, my father was taught me soccer.

と書いてしまったら、この英文はマイナス4点です。

都立入試の採点方式を当てはめると、この英文は0点です。

こんなに一生懸命書いているのに、細かいミスの積み上げで0点になってしまうのです。

ですから、まずは「短くていいから正しい英文を書く」ということを頭に叩き込んでおいてください。

これが原則その2です。

原則を意識した対策を

さて、ここから具体的な対策を解説していくわけですが、その際に

  1. 書きたい内容<<<書ける内容
  2. 短くていいから正しい英語

この2つの原則が前提となっていること頭の片隅に置いておいてください。

易しい英文を正確に書く

対策1は、まずは「易しい英文を正確に書けるようになろう」です。

以下の日本語を英語にしてみてください。

例題1

  1. 私は昨年京都に行きました。
  2. 京都にはたくさんのお寺がありました。
  3. とても美しかったです。

どうでしょうか?

【解答例】

  1. I went to Kyoto last year.
  2. There were a lot of (many) temples in Kyoto.
  3. They were very beautiful.

英文そのものはそんなに難しくないと思います。

例題2

あるいはこんなのはどうでしょうか?

  1. 私は英語が好きです。
  2. 私の夢は英語の先生になることです。
  3. 私は毎日英語を勉強しています。

【解答例】

  1. I like English.
  2. My dream is to be an English teacher.
  3. I study English hard every day.

これもまた、英文そのものは簡単だと思います。

日本語を指定されれば書けるけど

さきの2つの例題のように、日本語を指定されれば、ある程度正しい英文を書ける、という人は多いです。

しかし、いざ自分で「ゼロから」文章を考えて書けと言われると、

I was went Kyoto last year.

このような訳のわからない英文を書いてしまいます。

ですからまずは、こうした平易な英文を、確実に正しくかけるよう訓練しましょう。

自分の中にお約束パターンをストックする

対策2は、「これなら正確に書けるぜ!」という3文パターンを作ることです。

先ほどの例題1。

  1. 私は昨年京都に行きました。
  2. 京都にはたくさんのお寺がありました。
  3. それらはとても美しかったです。

あるいは例題2。

  1. 私は英語が好きです。
  2. 私の夢は英語の先生になることです。
  3. 私は毎日英語を勉強しています。

自分の中に、こういう3文パターンを用意しておくと、単語を変えるだけで結構応用が効きます。

例えば「あなたの休日の過ごし方」だったら、

  1. I like English.
  2. My dream is to be an English teacher.
  3. I study English hard on holidays.

のように、3文目の「毎日」を「休日」に変えてしまえばよいのです。

これで12点取れます。

まとめ

3行英作文で点をとるための、2つの原則と2つの対策をご紹介しました。

もし、より詳しい勉強法、しかも都立入試に特化した勉強法を知りたいという方は、当サイト限定で公開しているメール講座を受講してみてください。

英語だけでなく、国語/数学/理科/社会、全5教科の「正しい勉強法」を紹介しています。

メール講座はこちら

この記事を書いた人

目次