- 聞かれたことに答える
- 接続詞とコンマ(,)の乱発禁止
- ワンパターン戦法を避ける
テクニック1:聞かれていることに正確に答える
まずは以下の英文を読んでください。
Judy:I found a new thing I wanted to do. I’m very glad about that. Have you started doing any new things? If you have, tell me about them.
Maki:I will answer your question. There is one thing that I have started to do. I will tell you about it. →???→I want to tell you more about this when we meet again.
過去の都立入試の英作文から一部抜粋しました。
(実際はJudyからメールが来て、それに対してMakiが返信するという形式。)
問題は、前後の文脈に合うように???に入る3つの英語の文を書きなさい。
聞かれている内容は
「これまでに新しく始めたこと」。
例えばこの問題文の前部分では、Judyは三味線を始めたという内容が書かれています。
それに対して、あなたはなにか新しいことを始めた経験ありますか?と。
なので「私は○○を始めましたよ」という内容を書くのがベターです。
が、問題文を読めていないと、
「私は3歳からピアノを始めています」
とか
「私は英語を学んでいます」
とか
ちょっとズレた答えを書いてしまうんですね。
これが
聞かれていることに正確に答えることの重要性
を訴えている理由です。
正確に答えるには?
ではどうやったら正しく答えられるのか?
問題文を読み間違えないのか?
オススメの対策は「/読み」です。
/読みについてはこちらで詳しく紹介しています。
/読みができるようになると、英文を前から訳せるようになります。
前から順々に訳していくので、訳し忘れがなくなります。
訳し忘れが減るということは、文を正しく読めるということです。
また、/読みが定着すると、誤訳の頻度も減ります。
これも正しく読むことに繋がります。
テクニック2:むやみに接続詞やコンマ(,)を使わない
これはあまり聞いたことがないかもしれませんね。
接続詞とは
- and
- but
- so
- because
とかです。
コンマとは、
When I was three years old, I lived in Osaka.
の「,」です。
これらを乱発に注意してください。
英作文を添削していると、たまに
- I like English.
- And I want to be an English teacher.
- So I study English hard.
みたいに、接続詞をバンバン入れてくる回答を見かけます。
あるいは、
- I like English.
- And, I want to be an English teacher.
- So, I study English hard.
とにかく接続詞のあとに「,」を入れる回答も。
これら接続詞やコンマは不要なので、なるべく余計なものは入れないようにしましょう。
- I like English.
- I want to be an English teacher.
- So I study English hard.
こんなんで十分に正しく伝わります。
逆に、自身がないからと言って接続詞やコンマを乱発すると、
それらが誤用だった場合に減点されてしまいます。
ですから、余計なものは入れないのが無難です。
自分の中にお約束のテンプレートを作っておけば、無闇矢鱈と接続詞やコンマを乱発することも減ります。
テクニック3:同じタイプの文の繰り返しは避ける
これは少し高度なので、安定して3文書けるようになったら意識してください。
同じタイプの文を避けるとは、
- I like English.
- I want to be an English teacher.
- I study English hard.
こんな感じのやつで、すべて
- 私+一般動詞
- 私+一般動詞
- 私+一般動詞
の形式になっています。
これを
- I like English.
- My dream is to be an English teacher.
- I study English hard.
のようにすれば、
- 私+一般動詞
- 夢+be動詞
- 私+一般動詞
になり繰り返しが減ります。
あるいは、
- My dream is to be an English teacher.
- I study English hard.
- It is fun for me to study it.
という風にバラすのもいいと思います。
ワンパターン戦法は減点対象?
同じタイプの文の繰り返しが減点対象である
という公表はありません。
これはあくまで、私個人の予想です。
ですが、
英作文の採点は、高校によって独自基準を設ける場合がある
ということは公表さています。
そこで、
もしかしたら一部上位校では、受験生に差をつけるため、
同じパターンの繰り返しを減点対象にしているかも?
という可能性を考慮しました。
まとめ
英作文の点数を上げるテクニックを紹介しました。
1つ目は、聞かれたことに正しく答える。
問題文を正確に理解するところから始めましょう。
2つ目は、接続詞やコンマを乱発しない。
なるべくテンプレートに沿って各意識を持てば減ります。
3つ目は、同じ表現の繰り返しを避ける。
これは私の予想なので、そうかも知れないなと思い、かつ実行できる力をつけた人だけ取り組めばOKです。