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都立入試の英語の過去問の使い方について紹介します。
過去問演習って志望校合格にものすごく重要で、
1年分の過去問から本当にたくさんのことを学べます。
過去問演習の仕方一つで、10~20点ブレることも珍しくありません。
ですが、多くの受験生はそのことを知りません。
学校ではまず教えてくれませんし、塾でも教えてくれません。
というか、教えられないんですね。
過去問をやる意義とか深く考えないから。
例えば、あなたのライバルが過去問1年分解いて、10ある情報のうち3を吸収できるとします。
そしたら、ここで紹介する方法を実践したあなたは、7~9くらいの情報を吸収できるようになります。
1年分の過去問から3しか吸収できない人と、7~9吸収できる人。
どちらが勉強効率が良いかは考えるまでもありませんね。
その具体的な方法を以下で紹介しているので、このまま読み進めていってください。
土台となる考え方
まず以下の考え方を知っておいてください。
- 過去問は1年ずつ完璧にしていく
- 過去問演習をするときは目的を意識する
- その1:時間配分の感覚を身につける
- その2:長文読解トレーニング
- その3:都立入試特有の出題傾向に慣れる
これらを踏まえた上で過去問演習に取り組むと、
何も考えずに問題を解くよりも多くの情報を吸収できます。
過去問演習の具体的な方法
まずは手順の大筋を説明します。
- 時間を計って問題を解く
- 大問ごとに何分かかったかを調べる
- 丸付け及び解説を読む
- 大問ごとにわからない単語や読めない文を徹底チェック
- それらは単語ノートへ記入
- 本文だけじゃなく選択肢もチェック
- 特に大問3と4の長文を音読トレーニング
- 厳し目の目標タイムを設定する
- タイムを超えるまでひたすら音読練習
- 40~50回読んだら一旦終了(次の問題へ進む)
以下で細かく解説します。
手順1:時間を計って問題を解く
時間を計りながら過去問を解きます。
そのときに、大問1に○分かかった、大問2に□分かかった…という記録を残しておきます。
試験時間50分を計りつつも、50分で終わらなければ最後まで解き切ること。
手順2:丸付け及び解説を読む
答えを見ながら丸付けをします。
そしたら、大問2の始めから英文を細かくチェックしていきます。
- 知らない単語
- 意味の怪しい単語
- 読めない文
こういうのがないか、1文ずつチェックです。
本文はもちろん、選択肢も丁寧にチェックします。
分からないものは単語ノートへ記入。
※単語ノートの作り方はこちらの記事を参照。
ここが大事
サラッと書いていますが、ここが正念場1です。
この「わからないものチェック」をどれだけ丁寧にやれるかで、あなたの伸びは決まってきます。
どれだけ丁寧にやれるかは自分との戦いです。
- 絶対志望校に合格するんだ
- クラスメイトに勝つんだ
- バカにしてきた先生を見返すんだ
動機は何でも構わないので頑張りましょう!
ちなみに、大問3と大問4のチェックは結構時間がかかるので、日付を分けるのもアリです。
解いた初日→大問3まで
解いた次の日→大問4
こんな感じに。
手順3:特に大問3と4の長文を音読トレーニング
丸付けをして、すべての文のチェックが終わったら、いよいよ音読トレーニングをしていきます。
大問3か大問4の片方を選択し、自分が読みきれるギリギリのタイム-30秒を設定します。
そしたら、そのタイムを超えられるよう、ひたすら音読練習です。
音読練習時のポイントは、
- 必ずタイム計測する
- 毎回シャーペンを持って/を記入する
です。
/は同じところに何度も記入することになりますが、それでOKです。
タイムを超えられたらその長文は終了です。
もし超えられなくても、40~50回読んだらやっぱり終了です。
次の長文に移りましょう。
音読する期間
40~50回ってどのくらいの期間でやったら良いの?
という質問があるので答えておきますね。
1日4~7回チャレンジとして、大体1週間くらいを目安にして下さい。
あんまり期間が長いと飽きてきます、長文の内容に。
なので、
過去問解きました
→丸付け・前文チェックしました
→大問3を1週間くらいで音読練習
→大問4を1週間くらいで音読練習
という時間感覚で進めていったら良いと思います。
まとめ
過去問に取り組むときの土台となる考え方と、
具体的な演習方法についてお話しました。
土台となる考え方がこれ。
- 過去問は1年ずつ完璧にしていく
- 過去問演習をするときは目的を意識する
- その1:時間配分の感覚を身につける
- その2:長文読解トレーニング
- その3:都立入試特有の出題傾向に慣れる
具体的なトレーニングの大筋がこれ。
- 時間を計って問題を解く
- 大問ごとに何分かかったかを調べる
- 丸付け及び解説を読む
- 大問ごとにわからない単語や読めない文を徹底チェック
- それらは単語ノートへ記入
- 本文だけじゃなく選択肢もチェック
- 特に大問3と4の長文を音読トレーニング
- 厳し目の目標タイムを設定する
- タイムを超えるまでひたすら音読練習
- 40~50回読んだら一旦終了(次の問題へ進む)
いきなり完璧にやるのは難しいので、まずは時間を計って過去問やってみてください。
で、「アレ?こういうときどうするんだっけ?」と思ったら、またこの記事に戻ってきてください。
私に直接質問することもできますので。